はじめに

近年、歯列矯正の方法として人気が高まっている「インビザライン(Invisalign)」ですが、その中でも部分矯正に特化した「インビザラインGo」は、多くの人に選ばれています。インビザラインGoを検討している方の中には、「アライナー(マウスピース)は何枚必要なのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。本記事では、インビザラインGoで使用するアライナーの枚数について詳しく解説します。

インビザラインGoとは?

インビザラインGoは、軽度から中程度の歯並びの乱れを矯正するためのマウスピース矯正です。一般的なインビザラインと比べて適用範囲が限られていますが、前歯の部分的な矯正を希望する方には非常に適した選択肢となります。

特徴

  • 対象範囲は前歯(上下5番目の歯まで)
  • 治療期間が比較的短い(約3〜6ヶ月)
  • 透明なマウスピースで目立ちにくい
  • 通常のインビザラインに比べて費用が抑えられる

インビザラインGoのアライナー枚数は何枚?

インビザラインGoでは、患者の歯並びの状態によって必要なアライナーの枚数が異なります。通常、10枚から20枚程度のアライナーが使用されるケースが多いですが、症例によってはそれ以上の枚数が必要になることもあります。

1. 軽度の歯列矯正(10枚未満)

軽度の歯並びの乱れであれば、10枚未満のアライナーで治療が完了することもあります。例えば、軽いすきっ歯やわずかな歯の傾きであれば、5〜8枚程度で十分矯正可能です。

2. 中程度の歯列矯正(10〜20枚)

ほとんどのインビザラインGoの症例は、この範囲に収まります。10〜20枚のアライナーを使用することで、歯の位置を徐々に調整して理想的な歯並びへと導きます。

3. 追加アライナーが必要な場合(20枚以上)

治療の進行状況によっては、追加でアライナーを作成することもあります。特に、歯の動きが予想通りに進まなかった場合や、さらなる微調整が必要な場合には、新しいアライナーを作成することになります。

アライナーの枚数が決まる要因

インビザラインGoで使用するアライナーの枚数は、いくつかの要因によって決まります。

1. 歯の移動距離

矯正が必要な歯の移動距離が大きいほど、より多くのアライナーが必要になります。

2. 歯の傾きやねじれ

歯の傾きやねじれが大きい場合、それを修正するために枚数が増える傾向にあります。

3. 治療計画とシミュレーション結果

歯科医が作成する3Dシミュレーションによって、最適なアライナーの枚数が決定されます。

4. 患者の協力度

インビザラインの成功には、1日20〜22時間の装着が推奨されています。装着時間が短いと、計画通りに歯が動かず、アライナーの枚数が増える可能性があります。

まとめ

インビザラインGoのアライナーの枚数は、一般的に10〜20枚が目安となりますが、症状によってはそれ以上になることもあります。自分に適した矯正計画を立てるためには、まず歯科医に相談し、シミュレーションを受けることが重要です。

マウスピース矯正は、従来のワイヤー矯正に比べて目立ちにくく、快適に治療を進められるメリットがあります。インビザラインGoを検討している方は、ぜひ一度専門医に相談し、自分に合った矯正プランを見つけてみてください。